「ピュビケアサロン白金台」オーナー姉妹のピュビケア対談 「ピュビケアサロン白金台」オーナー姉妹のピュビケア対談

得田由美子・美奈子
「ピュビケアサロン白金台」オーナー姉妹。日本で初めてのデリケートゾーン専門お手入れサロンを立ち上げ、オーガニックにこだわったデリケートゾーン用スキンケアをプロデュース。

世界的にも高い基準にトランスフォーム!

ゆ:デリケートゾーン用オーガニックコスメを日本で初めて開発してから足かけ10年。今回、大満足のリニューアルになったわね!


み:世界で一番厳しいACOオーガニック認証を取得し、自信を持って肌に優しいデリケートゾーン用コスメをお客様に届けられて本当に嬉しい!


ゆ:販売を始めた当初(2013年)「美容意識の高い日本人女性は、必然性を理解したらスタンダードなビューティメソッドになるでしょうね」と話していたけれど、この数年で、想像以上の展開に!!


み:当時はケアしないのが当たり前、デリケートゾーン美容後進国と言われていたけれど、世界一のデリケートゾーン美容国になる日も近いわね。


ゆ:日本初のデリケートゾーン専門サロンをオープンした時は、「え!? 何のために??」と本当に驚かれて、呆れられたけど、今ではデリケートゾーン美容というカテゴリーが確立され、百貨店やバラエティショップに専用の売り場がある時代に!


み:当時、デリケートゾーンのことは、「見ザル」「言わザル」「聞かザル」というくらいタブーだったのに。


ゆ:それが今では、「女性の美と健康に必要不可欠なお手入れ」と認識されるほどに。日本女性の意識改革の柔軟性を感じるわよね。


み:新生「ピュビケア オーガニック」を通して、デリケートゾーンの美容と健康を語る社会になるといいな。


ゆ:生殖教育、性教育にも理解が深まって、更年期、老年期特有のデリケートゾーンの違和感に悩むことのない女性学の発展につながるよう尽力していきましょう。

デリケートゾーン美容という
新たな価値観

ゆ:私たちが、日本初のデリケートゾーン専門サロンをオープンした時、「ブラジリアンワックス」ってあまり知られていなかった。


み:「SEX and the CITY」でブラジリアンワックスという存在を知った人がいたぐらいかな。ニューヨーカーはデートの前にアンダーヘアのお手入れをする、という常識に驚愕。「アンダーヘアって抜くものなの!?」って。


ゆ:黒船情報到来! でも、雑誌やテレビで話題になりはじめたのは、放送からだいぶ経ってからだけどね。今では、毎年春になるとデリケートゾーンのムダ毛特集が組まれるほどに!


み:最初の頃は、デリケートゾーンのお手入れはパートナーに向けてするもの、「恋愛向け美容」だったけれど、10年近く経った今は「女性の健康に大切なケア」という意識へと価値観が大きく変わったのがスゴイ。


ゆ:むしろ、欧米は清潔にすることがメインで、日本は「清潔」を通り越して「ホリスティック(包括的)」にデリケートゾーン美容を捉えようとしている。


み:ランジェリーからはみ出さないファッション感覚のお手入れ、黒ずみや肌の質感を意識した美容、婦人科系のトラブルに着目したお手入れ、とホリスティックにデリケートゾーンケアを考える人が増えているよね。「ピュビケア オーガニック」のフェミニン マッサージ ミルクやフェミニン スポット クリームが支持されているのは、そういった背景があるからじゃないかな。※汚れや古い角質による


ゆ:生理の周期をきちんと管理して、自分に合った生理用品を選び、生理中のコンディションにも気にかける人が多くなっているし、健康を気遣う女性も増えているよね。


み:私たちも子宮脱や尿漏れなどの予防を意識した骨盤底筋のトレーニングや膣のアンチエイジングなどにも取り組んでいるし。


ゆ:サロンの顧客年齢層も幅広くなって、最近では、将来介護されることを見据えて、アンダーヘアのお手入れをする60代以上の方の来店も多くなってきているわよね。女性ってどの年代も婦人科系の悩みは尽きないし、世代を超えてその悩みを分かち合うことはとってもいいこと。母親や祖母が、今までなかなか言えずに抱えていた悩みに寄りそえるようになって、家族の絆がより深まった気がするし。


み:ブランドスタート時のコンセプト「女性の一生によりそう」は、身近で大切な女性を思いやって、いたわり合いたい、って想いが自然と強くなって育まれたものだよね。


ゆ:ピュビケアは、delicate zone careという単なる美容ではなく、“デリケートゾーンをいたわるケア”。

それでも「まだ必要ない」と思う
女性も多い現実

ゆ:デリケートゾーンケアへの意識が高まってきている、と言っても、全人口から考えるとまだまだ少数派。


み:アンダーヘアがあっても、石鹸やボディソープでゴシゴシ洗っても、特に不便や不調を感じない人も多いからね。


ゆ:日本は湯船につかる習慣もあるし、ウォシュレットもある。世界基準で比べるとデリケートゾーンを清潔に保ちやすい環境だからかな。


み:それでも形状が複雑だから、きちんと洗っていると思っていても、恥垢が残っていたり、ニオイで悩む方も多いからね。


ゆ:石のように固まった恥垢で悩む方もお手入れを重ねていくうちに、どんどんお肌もキレイになって、最後はいい香りのする宮殿のように! Iゾーンの毛がなくなって、きちんと洗って、保湿していくと見違えるようにスキントーンが上がって、ツヤのあるお肌にが変わるから不思議。


み:もともと排泄物が混じり合うような場所だから、体のどの部位よりも清潔を心がけなければいけない部位ですものね。洗い方ひとつでニオイも清潔度も格段に変わるからやりがいのある美容よね。


ゆ:そう! だから今回、洗いにくいところまでしっかり汚れを落とせるようにデリケートソープを泡タイプにしたから、とっても洗いやすくなった!! 小さい女の子も泡がシフォンのように柔らかいからしみたりせずに優しく洗うことができるし、介護の時にも助かるよね。


み:掃除が行き届いた老舗旅館も、築年数が古くても素敵だから、デリケートゾーンもお掃除が大切!


ゆ:お客様の中には風水に例える方もいるよね。デリケートゾーンはキレイにした方がいいご縁に恵まれる、って。


み:確かに。縁結びの神さまに頼むのと同じくらい、御利益あるかも!